A「どうしよう…震災で町が大変なことに…。とりあえず、学校に避難だ。」
B「あ!レトルトのカレーや缶詰があったよ!でも、電気やガスが止まっているから、温められる家具がないや…」
A「じゃあ、理科室に行ってみよう!アルコールランプとマッチが見つかれば、加熱できるよ!」
C「待て!アルコールランプは落として割れたら危険だし、取り扱いが難しいから使っちゃ駄目だ!」
D「私、マッチの使い方知らない!だからライター探そうよ、ライター!」
A・B「「は?」」Yahoo!ニュースの某記事を見た時に、脳内に浮かんだ謎場面。
しかし、他人事にできないのも事実…。
●サー・エドワード・コークさん「人を支配するのは、法だけでいいよ…」
(´・ω・`)
大人は子供を危険から守らなければならない。これは誰がどう考えても、当たり前のことであり、大人としての義務だと思います。
しかし、どうもその「危険から守る」のやり方がオカシイと思うんですよ。
(これは「遊園地の遊具を片っ端から撤去事件」にも同じことが言えます)
平成生まれの自分が小~高校生だった頃、理科・化学の授業ではアルコールランプは普通に使われていました。
そのうえで某記事の内容を読みましたが…いやいや、ちょっと待てぃ。
●アルコールランプで別のアルコールランプに火をつけようとする行為は、そもそも危険な間違った使い方!
(中のアルコールが隙間から漏れて引火する危険があることぐらい、見りゃわかる!だいたい「そういう使い方は駄目」って教えるのが教育でしょ?)
●取り扱いが難して注意点が多いのは、ガスコンロやガスバーナーも同じ!
(てか、コンロやバーナーの方が明らかにガス漏れの危険大&扱い難しくない?アルコールランプだったら、「マッチで火つける→蓋被せて火を消す」だけでOKじゃん。前者は「缶や導線に穴ないかチェック」「空気調節のところ動かす」等で時間かかるしメンドイやん?)
●「落とすと危険」なら、薬品関係やビーカーとかメスシリンダーみたいな容器も同じ!
(そもそも実験を行う時点で、理科室は危険なもののたまり場じゃん!)
あと、その記事とは別のやつで「マッチやライターの扱いを知らない」「危険性を無くして実験に集中させたい」とかもありましたが…それも待て待てぃ。
「使い方がわからない」は、やり方を教えれば済むことだから、ツッコミは入れません。
自分も、昔はマッチ擦るのが苦手だったけど、お墓詣りのお線香や蝋燭を使ううちに、簡単にマッチで着火できるようになったし…。
しかし、後者の理由は納得いかんでしょ。
そもそも、「どう扱っても危険性のない、安全な道具」なんて存在しないだろぉが。固くても柔らかくても、小さくても大きくても…。
物に実体があれば、使い方次第でいくらでも生き物を殺傷・負傷させる力はあります。
鉛筆やシャーペンは、目に入ったら失明します。
消しゴムを飲み込んだら窒息する可能性もあります。
筆箱の固い部分で殴ったら、切れて血が出るどころか頭蓋骨が陥没する場合もあります。
少なくとも、「尖ったor鋭利な筆記用具で他人を負傷させる」とかは事故やイジメで100%起こっていますよね?
でも、筆記用具が使用禁止になることはないですよね?
だって、筆記用具がなかったら、勉強ができないから。
何か、こういうのって「餅は平気だけど、こんにゃくゼリーには窒息の危険性を大きくわかりやすく表示しろ」っていうのと似ている…ってか同じ路線の話題ですよね?
だいたい、人間って生き物は「危険!駄目、絶対!」って言われるものほど、それが魅力的に見えちゃったりしますよね。
(俗にいう「エロ本禁止されると読みたくなる心理」みたいな…)
それに、「これはなぜ危険なのか」がわからないと、「万が一、危険な事態になりかかったとき、どうすればよいのか?」もわからないですよね?
「火は水や土、または布をかぶせて消せ」「事故があったら警察や救急車を呼べ」とかも、危険な状況の対処方法がわかっているから、そういう行動が取れる訳でしょ?
そういう、極端な間違った過保護を強制したり、危険物に対する教育とかを疎かにしたりするから、「誤用・誤作動させたために起きる事故」や「未成年の異常な凶悪犯罪」とかが増えているんじゃないの?
なぜ、日本の教育者は、次世代を築いていく子供達の危険回避能力・創造力・技術力の発達を妨害するような方法を行うのだろうか…。※携帯・スマホ版から見ている人へ
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