誤診するか、護身するか…

祖父の三回忌に参加してきました。
この時期になると、どうしても思い出してしまう「誤診事件」…。
●アロイジウス・アロイス・アルツハイマーさん「認知症の介護は、簡単じゃぁないよ~?」
(=。=)
うちの祖父は、「脳梗塞がある」ということで入院した1か月後に、実は延髄にある3分の1の脳腫瘍が異変の原因でした…という悲しい体験がありました。
自分のところは裁判沙汰にはなりませんでしたが、ネット上では「誤診によって治療が遅れたため、賠償金を要求する」みたいな話がチョコチョコ出てくるようですね。
まあ、正直「病院だけが100%悪い」とは言い切れないし、身内の思い出を「金で解決」というドロドロの後味悪い思い出なんかにしたくないので、自分は裁判を起こす気はサラサラありません。
しかし、「もし、祖父が最初から脳腫瘍の治療をしていれば、もう少し長く生きられたんじゃないのだろうか?」と考えてしまうことはあります。
自分の職場が高齢者の介護施設だからなのかもしれませんが、「容態が急変して入院・手術をするも、数週間後には施設に普通に戻ってきて、今までと同じように食事や会話ができる」「年齢が90代なのに、歩行器も使わずに一人で歩ける」という方が少なくないんですよ。
そういう方を見ていると、「あれだけ長年、大きな病気とは無縁だった祖父って、いったい何だったんだろう…」「適格な早期治療がされていたら、車椅子生活になったとしても、あの頃の祖父だったら余裕だったのに…」と思わずにはいられないんですよね。
まあ、「もし…」の話をいくら考えたって、人生は何が起こるのかわからないギャンブルのようなもの。
どんなに健康で幸せな生活をしていても、自分では避けることのできない不慮の事故に巻き込まれて亡くなる方だっているのだから、悩むだけ無駄なんですけど…ね。
ああ、今日、お墓から連れてきちゃっていたらどうしよう。
「脳梗塞」
脳の血管が詰まり、その部位の脳組織が壊死してしまう。
血栓を溶かして血流を改善する薬物治療が中心。
血栓溶解薬、抗血小板薬、脳循環代謝改善薬などが治療に使われる。
「アテローム血栓性脳梗塞(脳や頸部の比較的太い血管で起こる)」「心原性脳塞栓症(心房細動などによりできた血栓が原因)」「ラクナ梗塞(脳の細い血管が詰まる)」は、医学系や福祉系の国家試験で違いを細かく問われる、かなりの重要単語。
「脳腫瘍」
一般的ながんの原因と言われる、食生活や生活習慣などが影響してできる。
成人は大脳にできることが多く、小児では小脳や脳幹にできることが多い。
腫瘍を取り除く手術が基本。
全てを摘出できなかった場合は、放射線療法や化学療法が行われることもある。
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